よく「以前、腰をやっちゃってさぁ」なんて、耳にするじゃないですか。その都度、「それは大変でしたねー」なんてテキトーに返答していましたけど、実は解ってなかった。今までの口先だけの自分の返答に気持ちを追加し直したい気持ちで一杯になりながら、今の自分に必要なのは、ストレッチだろうと直感していました。私の場合は、とりあえずコレです。↓
何年も前に、妻が持っていたもので、やってみると男性でも素晴らしいと思いました。それ以来、スッキリしたい時に、実践していました。とってもオススメです。矢上先生は、DVDで自分で実際にやりながら「あ〜気持ちいいなぁ〜」とか自分で言うんですよ。それに若い女性アシスタントが居るのに、結局、自分が真ん前でアップで写って教えるんです。それがまた面白い。
自力整体の素晴らしいところは、狙ったポイントや強さを自分で調節できるというところです。
自分の具合悪いポイントは自分が一番解っているわけです。そこに対して、自分が一番気持ちいい場所、角度、力量で調節しながらスッキリさせていくというコンセプトです。
自分1人で出来るので、お金もかからないし、特別な器具も要らない。とっても私好みのコンセプト。 というわけで、覚えていた自力整体のネタで、今回のギックリ腰に効きそうなものを連発しました。あとは、当日の調律師やメンバーにもギックリ腰に詳しい人がいて、色々と教えてもらいました。皆さんのアドバイスと自力整体でかなり救われたと思います。
ところで、肝心のレコーディングですが、歩くのはとても大変だったけど、かろうじて座れば痛みは軽くなるので続行することに。
まずは各楽器のマイクのテスト。これは重要。根本的にマイクの種類や録音方法が異なると、後で取り返しがつきません。手は抜けない。しかし、楽器を弾いては、モニター室に行って音を確認して・・・の往復が本当にしんどかった。座ってピアノやRhodeを弾いたあとに、立ち上がると発生する激痛により、腰を折り曲げてノロノロ歩きながらスタジオの重い扉を必死で開けて、廊下を歩いて、今度はモニター室の重い扉を開けて、確認して、音が違うとまたスタジオに戻って・・・この繰り返しで、その日のパワーの90%は消費した感じでした。
それでも、こだわって、自分の思ったことは遠慮せず、正直に全部伝えて、全部リアルに対応してもらえました。文句も言わずスピーディーに全て解決してくださったエンジニアの箸本さんには大感謝です。何せ、最終的には、私がRhodesの椅子に座ったまま、2メートル先のアンプにも辿り着けないので、箸本さんに来てもらってアンプのイコライザーを口頭で伝えて調整してもらうという始末でしたからね。
そんなこんなで、11時から準備を始めた訳ですが、無事マイクの確認が終わり、これから録音しようというころには、午後2時を回っていました。さあ、そんな状況で演奏はできるのでしょうか?
まとめ
今回は殆ど自力整体の紹介になってしまったが、矢上裕さんの自力整体は本当にオススメです。
そして、エンジニア箸本さんに大感謝。 つづく