ジャンル問わず、接するたびに新鮮さがある作品・表現に魅力を感じます。
それが使い古された技巧を用いられたものであっても、どこかに不具合があっても
夫々の元ネタが判ってしまう素材を組合わせただけのライト&チープなものであっても、
コテコテのジャンル感丸出しのもであっても、技巧的にはそれほど高度でなくても、
その時代の流行指向に合わせたものであっても、その時代感覚が過ぎ去って過去のものになってしまったものでも、静かで地味なものであっても、何故か新鮮さに漲っている、フレッシュな作品。
メッセージ、生命力、説得力が伝わってくる作品。その場で沸き立っているような作品。
「エバーグリーン」とは言い得て妙だなあと思います。
でも、一般的には「エバーグリーン」というと、教科書やカタログに載るような名作というイメージに繋がってしまいますが、そこまで大げさな物でなくても、人知れず、新鮮さに漲っている作品や表現に出会うこともあります。そんな時は、とても幸せな気持ちになります。誰も知らない宝箱を発見したような気持ちになります。
一方、その逆のパターンもあります。
どんなに、ご高名な方の作品でも、凄く売れてても、世俗的に注目されていても、理論や技巧は上級レベルなのに、欠点はないはずなのに、何故か新鮮さを感じない作品も多々あります。
その違いは何なのだろうか? フレッシュを感じさせる、させない要因は何なのだろうか?
勿論、趣味や相性の要素も大きいと思います。
そもそも、言葉で説明出来ないことを作品にしたり、表現したりする訳だし、受け手側は感じるもの。そんな事を一々言葉で確認・解明しようとすることが間違いなのかも知れません。
それでも、作品・表現には、常に新鮮さを保っているものと、新鮮さを感じないものがあるのも事実だと思います。
今回のn'sawa-saraca 2nd albumは、どちらなのだろうか?
フレッシュネス、メッセージ、生命力、説得力、アイディアを感じてもらえるような作品になる事を願っています。
その為にはミックス作業も重要と思います。基本は内容だけど、それでも第1印象なので、ミックスは手を抜けない。という訳で、ミックス作業も最後の仕上げの段取りに近づいてきました。
来週には出来上がる予定、、、楽しみです!