誰の周りにもよく居る、
他人の功績や努力をいつの間にか自分の功績にしてしまう人、
利用できる人の前では、ヘコヘコして、自分より弱い立場の人には威張る人
薄気味悪い人・・・
世間では、そういう人のことを「あいつはハイエナの様な奴だ」などと言ったりします。
私も言っていました。
アフリカに行くまでは。
というのも、16年前、1度目のアフリカ旅行、ケニア・マサイマラのサバンナでハイエナの親子を目の前で見た時に、そのイメージは払拭され、むしろ見た目に愛嬌を感じたし、ハイエナの子供に対する親の強い愛を感じることが出来て感動してしまったのです。
結局は、ハイエナに対するイメージは、物語や常套句などからの刷り込みによるものです。
実際私が見たハイエナは可愛いかったし、優しい気持ちを持っていました。
それ以来、ハイエナに失礼な気がして「ハイエナの様な奴」とは言えなくなってしまいました。
そういった意味では、「コバンザメのような奴」とか、「コメツキバッタ野郎」とか、「お前はヒル以下だ」などという言葉も同じですね。
それぞれ、よく観察してみると、そんなこと言えなくなって来るのではないでしょうか?
そしてまた16年前のアフリカ旅行の話に戻りますが、毎朝(明け方)に魅力的で、特徴的で印象深い動物の鳴き声が森の彼方から聞こえてきて、毎朝それを聞くのが楽しみになってしまったくらい惹き込まれていたわけです。
でも、結局、何の動物の鳴き声なのかも解らず、帰国してからもずっと気になっていたのです。
そして、1度目のアフリカ旅行の後、そのインパクトを作品にすべく、forest danceというアルバムを制作しました。
「southern cross」という曲は、その正体不明の動物の鳴き声を忘れたくなかったので、その鳴き声の記憶を辿ってモチーフにして曲にしたものです。そして曲にして演奏したり聴いたりしているうちに、尚更その鳴き声の正体が気になっていました。
それから15年が経過し、2度目のアフリカ旅行を経験したのですが、その時にようやくその鳴き声の正体がわかったのです。
その正体は・・・
ハイエナの鳴き声だったのです!
是非聞いてみてください。
これは、youtubeで検索したらヒットした動画です。私が撮影したものではありません。
ハイエナの鳴き声も何種類かあるようで、これは遠吠えのようなものなのでしょうか?
そして、このハイエナの遠吠えをモチーフに作った曲がn'sawa-saraca 1st forest danceに収録されている「southern cross」という曲です。
井上さんのテナーサックスがハイエナの遠吠えになっています。
夜明けのアフリカにて、森の奥から聞こえてくる美しい鳴き声・・・・
その正体は世間では、薄汚くて、いやらしくて、最悪の人間の象徴であるハイエナだった。
15年前にハイエナの親子を見てから、ハイエナに対する負のイメージが払拭され、一気に親近感が湧いていたわけですが、その時から15年もの間、気になっていた鳴き声の正体もそのハイエナだったという事で、私の中のハイエナのイメージは、
愛があって美しい
というわけで、結局は宣伝になってしまうわけなのですが・・・
n'sawa-saraca 1st forest danceの方も、よろしくお願いいたします。
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そして、n'sawa-saraca 1st forest danceのダイジェスト動画はこちら
ところで、ハイエナが美しい動物となってしまった私としては、
誰の周りにもよく居る、
他人の功績や努力をいつの間にか自分の功績にしてしまう人、
利用できる人の前では、ヘコヘコして、自分より弱い立場の人には威張る人
薄気味悪い人・・・
この様な人をなんて呼んだら良いのでしょうか?
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